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『スラムドッグ$ミリオネラ』
諸事情によりGWは遠出せず、一番の遠出は汐留でした。
ある日夕食作ったあとダイエットということで(?)サイクリングがてら映画館へ。

20090506012209.jpg  「スラムドッグミリオネラ」

2008年のイギリス映画。インド人作家のヴィカス・スワラップの小説『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社)をダニー・ボイルが映画化。第33回トロント国際映画祭観客賞、第66回ゴールデングローブ賞作品賞 (ドラマ部門)、第62回英国アカデミー賞作品賞受賞。第81回アカデミー賞では作品賞を含む8部門を受賞。

【あらすじ】
インドの大都市ムンバイの中にある世界最大規模のスラム、ダーラーヴィー地区(en:Dharavi)で生まれ育った少年ジャマールは、テレビの人気クイズ番組『コウン・バネーガー・カロールパティ』("Kaun Banega Crorepati"、『フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア』、日本で言う『クイズ$ミリオネア』のインド版)に出演する。
そこでジャマールは数々の問題を正解していき、ついに最後の1問にまで到達した。しかし、無学であるはずの彼がクイズに勝ち進んでいったために、不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。そこで彼が語った、生い立ちとその背景とは…
 (wikiより転載)
スラム育ちの青年がクイズ・ミリオネラに勝ち上がっていくのを描きながら、青年が何故ここまで来たのか、を描いています。

ここは映画ブログでも何でもないので、自分の主観的な意見を書かせていただきます。

この映画、巧いなー、賞取るだけあるわ、と思ったのは時系列の並べ方。
思い返してみると、主人公ジャマールの今を進めながら、彼の生い立ち(兄との関係やインドのスラム街の状況)、ちょっと前のミリオネラでの回想シーンを織り交ぜて自然に進めていく、ラスト全てが一つになりハッピーエンド。
この流れがとてもスムーズ。最初の今のシーンがえっ・・・と衝撃的な拷問から始まるので、何故拷問されているのか、と、何故無学のスラムドッグ(スラム育ち)がミリオネラで正解を答えられたのか、両方が紐解きされていきます。
でも、この映画はスラム街の貧困を訴えているのでもないし、ミリオネラを中心としたクイズ映画でもない、もちろんサスペンスでもない、初恋成就物語。
それらの混ぜ具合が絶妙で観客をひきつけて放さず、最後インド映画お約束のダンスシーンであっけらかんと終わる流れが「ミルク」や他のノミネート作品を抑えたんではないでしょうか。

そしてこの作品、インドのスラム街でジャマールがどう育ってきたか、描かれています。
個人的に子を持つ身としてみると、「闇の子供たち」がかぶってかぶって。。。居たたまれなかったです。
劣悪なスラム街の描写もですが、子供がいかに大人の金儲けに使われているか。親を亡くした子供を集め物乞いをさせたり売ったり。歌がうまい子の目を焼いて盲目の歌唄いにしたほうが大金を恵んでもらえるから、歌の練習をさせ歌手にさせてやる、といって・・・・・。

アジアの貧しい国の子供たちを取り巻く環境は物凄い過酷なわけです。
歴史的背景とか国が違うので、自分達のいる環境と比べられるものではないけれど、文盲でないこと、食べることに困らないこと、屋根の下で寝られること、家族で暮らせること、勉強のできる環境がいかに素晴らしいことなのか、とか、日頃忘れがちなことを改めて考えさせられます。

「チェンジリング」もそうだったけど、この「スラムドッグミリオネラ」も、子を持つ身としてはあまりにも重たい現実を見るのが分かるから観に行けない、という人も多く、その気持ちもよく分かります。
私も「闇の子供たち」は絶対観に行かれない。提起されている問題が重過ぎて、身が裂かれるような思いをするかもしれない、という恐怖感があります。まあ、映画なんだから、とはいえない重さ、というか。

でも、一つ言うなら、ジャマールはスラムドッグで、宗教のいさかいで母を亡くし、兄と二人生きていくために様々な目にあって、そんな中で、一人の少女を守ろうとして守れず、でも忘れられず、探し当てて救い出した直後に兄にも裏切られたった一人になる。すこしはまともな生活をしだし、落ち着いてきたら、やはり諦めきれずに少女を探し出そうとする。 そしてミリオネラに続いていくわけですが、結局ジャマールは「諦める」ということをしないで、やり遂げようとする力が強い。目の前で母が殺されても悲しむというより、その運命の流れの中で生きていこうとする、一つ一つを受け入れる力が強い、というのか、流れを掻い潜る、というか。だから運命に翻弄されない。その姿に、同情とか憐れみとかそういうものは何の足しにもならないんだよ、言われているような気がしました。

それにこの物語はインド式なので(笑)最後はハッピーエンド、いきなりのダンス(あのダンスは本気で踊ってみたい!ちょっと練習しようかしら)楽しめる1作だと思います。観に行こうかな、と思ってらっしゃる方は、是非どうぞ。


余談ですが、息子(週刊文春の映画記事を毎週チェックだけしている)も友達と観に行く予定だというので「面白かったよー」と、薦めてたら、
「じゃあ、チェイサー観にいこう。おすぎも☆4つだった」ですと! この、天邪鬼ヤロー!!!!!


そして5日はレイトショー(夜10時から)で「ミルク」を鑑賞。感想はまた後日。

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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(非公開コメント受付中)

☆三つ
は、チェイサーを観に行ったご子息に(笑)

スラム~は、やっぱり何だか納得いかないのです~。
だってお兄ちゃんが可哀想過ぎる。
いつもギリギリのところでは、身を呈して弟を守ってきたのに。
弟は兄を憎んでるし……。
人の犠牲の上に成り立つハッピーエンドは認められない。

弟が兄の最期を知った時、どう思うのか、気になります。
>まーちゃん
今度はルーキーズ観たいって言ってますよ、なんかね~(笑)

> スラム~は、やっぱり何だか納得いかないのです~。
> だってお兄ちゃんが可哀想過ぎる。

ラティカ探すために兄ちゃんにTELしたんだしね。
インドの生死観ってのが良くわかんないけど、死に対しては運命って感じかと。
小さな子が目の前で母を殺されてもひるむことなく生きぬいていった力ってのはもの凄い。
いつ死んでもおかしくない中で生き延びていったわけだから。
ビルの上から一緒に落ちる妄想シーンは、兄に裏切られた悔しさはぬぐえないっていう表現の気もする。でもラティカに繋がる道はそこしかないから・・・・
いつも最後兄は弟を身を挺して守ったけど、弟にしてみるといつも兄にやられたっていう気持ちがあったんじゃないかね。ラティカに関してはいつもそうだった。
でもラティカを手に入れたあと

> 弟が兄の最期を知った時、どう思うのか、気になります。

そこは私も気になりますわ。
結局兄は最後まで「兄」ということを捨て切れなかったんだしね。。。。
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